神津会長は、829日~92日の日程でドイツ連邦税理士会への表敬訪問などを目的に、ドイツ及びスイスを訪れた。

 

日税連からは、神津会長のほか、石丸・友利各副会長、田尻・松岡各国際部副部長、国際税務情報研究会会長の中里東京大学大学院教授が参加した。

 

ドイツでは、ドイツ連邦税理士会を表敬訪問し、税理士制度、税理士の研修制度、事業継承税制などをテーマとして両国の制度の違いや課題について意見交換を行った。続いて、ドイツ連邦財務省を訪問し、同省のミヒャエル・ゼル租税局長らと面会し、ドイツにおける租税政策、所得税及び国際課税など、税制上の課題と対応等について説明を受けた。

 

また、スイスでは、同国の連邦財務省を訪問し、マルク・ブーノン税務局副局長から消費税制を中心に説明を受けた。

 

日税連では、この訪問を通じて得た情報を基に、日本型インボイス制度導入に向けた問題点の検証や今後の我が国の税制を考える上での参考にするとともに、諸外国の関係機関及び諸団体との交流促進をそれぞれ図ることとしている。

 

(税理士界第1344号より)