日本税理士会連合会は712日、日本税理士会館でドイツ連邦税理士会との懇談会を行った。

 

当日は、ドイツ連邦税理士会のラウル・リードリンガー会長らが来会し、日税連からは、神津会長、日出・石丸・髙田各副会長、和田専務理事、田尻国際部副部長のほか、国際税務情報研究会会長の中里東京大学大学院教授が出席した。

 

冒頭のあいさつで、神津会長は、長年にわたるドイツ連邦税理士会との友好関係の継続に対して謝辞を述べた上で、「経済のグローバル化や情報通信技術の発展等により、税理士を取り巻く環境も大きく変化している。今後とも貴会との友好関係を通じて、税理士制度の継続、発展のために、さまざまな問題について情報共有を図りたい」と述べた。

 

これに対し、リードリンガー会長からは「日本とドイツの税理士制度は類似している点が多いと認識している。両国の制度について本日のような意見交換の場を持つことは非常に有意義なことである」とのあいさつがあった。

 

懇談では、消費税制のほか、ドイツ税理士による決算書作成の証明業務、税理士制度の将来像などについて意見交換を行った。

 

日税連は、平成元年にドイツ連邦税理士会との友好協定を締結以降、長年交流を図っており、今後も、日本とドイツを相互に訪問することで更なる友好関係の継続と発展を目指すこととしている。

(税理士界第1343号より)